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解離性障害は、その治療法がまだ良くわかっていない病気です。

国際トラウマ解離研究学会のサイトには次のように書かれています。

解離性健忘の治療:実験的に解離性健忘の治療について調べた論文はない、現在ある情報は、症例報告にもとづいていている。治療を始める前に、健忘は解離性のものであるかどうかを検討することが重要である。神経心理学的なものや、医学的な原因を除外すべきだ。急性の健忘は、慢性の健忘に比べてより良くなりやすい。

急性の健忘:急性の健忘患者に対しては、安全な治療環境を提供することが最初に必要である。実際、研究者が脅威となる刺激を排除し、患者に安全な環境を提供すれば、自然に記憶を回復したことがある。-略

慢性の健忘:薬物療法を中心とした治療は勧められない。催眠は、患者の心理的負担にならなければ、トラウマ記憶から回復したりすることに役立つだろう。催眠療法の課程で、トラウマの経験に対する視点が変化するだろう。治療のゴールは、解離した要素を統合することである。慢性の健忘の治療は長期化する。

 

いわゆる解離性障害と言う場合、慢性の健忘ですね。

解離性障害は催眠下では、制御しづらくなる危険性はありますが、非常に催眠状態に入りやすい状態になります。

 

私自身、解離性障害の治療としては、トラウマが中心になる場合はEMDR、現実的な対処が必要な場合は認知行動療法、と使い分けています。解離する理由がなくなれば、解離の症状自体がなくっていくのが、このタイプの特徴とも言えます。

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