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解離症とは、ある時間帯の記憶が抜けていて何をしていたのか分からないといった解離症から、多重人格などで知られる解離性同一症までのスペクトラムがある病気です。解離症は、PTSDの患者さんにもみられます。そして、この記憶が抜けている間に自傷行為をおこしたりすることもあります。
解離症は、記憶が抜けるという症状の他にも、理由がよくわからない不安感や、現実感に乏しい離人感を伴っている場合があります。解離症の原因は、殆どの場合、何らかの過去のトラウマに起因します。例えば、幼少期の虐待、親のDVを目撃した、性被害にあった、小さいころに親しい人を亡くした、いじめ、パワハラ、被災などのものがトラウマになる可能性があります。解離症を直接治療するお薬は、今のところありません。二次的な抑うつ症状等に対してお薬等を使います。
解離症に対するカウンセリングは、大きく二つあります。一つは、現在の問題を解決し、今の生活に安心感を持ってもらうように働きかけをする方法です。今の生活が安定すれば、解離症状が少なくなり、ほぼ問題なく生活できる方もいらっしゃいます。もう一つは、過去のトラウマによる影響を少なくするような治療法になります。こちらは、PTSDの治療に準じることになります。

 

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