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トラウマ・PTSDには色々な治り方があります。これは、トラウマを体験した場面で、どのように感じていたかということも関係しています。

EMDRでは、トラウマに関連する悲観的な認知として、①責任、②安全、③コントロールという3つの領域を想定しています。

責任は、トラウマ体験の責任は自分にあるとか、そのトラウマ体験をしたときにもっと◯◯すべきだったという信念のことです。この部分は、もっとも強い影響を与える領域で、フラッシュバックが起こるたびに、自責感が伴ってきます。

この自責感は、記憶の一部分だけをみて評価していることが多いのです。特に最も感情的な部分だけに焦点があたっていることが多いです。そのため、EMDRで深く掘り下げていくと、様々な情報が呼び出され、その上で、どうだったか?と考える処理が自然に進んでいきます。

この部分は、治療をしていくにしたがって、『自分は最善のことをやった』『私の力では生きる価値がある』という信念に変容してきます。

これは、頭で分かっているものとちょっと違います。感覚的にこのような変化が起こらないと難しいです。

安全は、今現在も安全ではないという感覚です。性被害や自然災害にあった人は、特にこの領域の人が多いと思います。パワハラでも起こりうります。

この領域の人は、今は安全であるにも関わらず、心が安全であると感じられていないません。そのために、フラッシュバックが起こると、怖いという感覚を持ちやすいのです。

この領域では、自分が安心できるような安全の場所と呼ばれる技法がとても役に立ちます。

自分がいまいる場所が安全だと感じられ、その感覚とトラウマ記憶を結びつけていきます。トラウマ記憶を越える安全の記憶があると、トラウマ記憶の影響が相対的に減っていきます。

コントロールは、私は、自分自身で選択肢を選びとることができないという感覚です。これは、抵抗したがムダだったという体験がある場合も、この領域の信念の問題が出てきます。これには、自分にも何かができるという感覚を結びつけていく必要があります。

そのような感覚を結びつけていくことで、良くなります。

 

 

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カテゴリー: PTSD トラウマ